今回は「THE DAY CUT&CULTURE SHOP」と「D-N-A」のコラボレーション企画ということで店内の壁面にグラフィックを描かせていただきました。

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まずは「D-N-A」と「THE DAY CUT&CULTURE SHOP」（＝以下DAY）の関わり、「DAY」というお店のことについて説明しようと思います。

「DAY」は私が通っている美容院で、担当のスタイリストさんのヒイロケンイチさんを始め、全てのスタイリストさん、アシスタントさんと仲良くさせていただいています。ヒイロさんとは長くお付き合いをさせていただいていて、以前通っていた「hair brace」という美容院から担当していただいています。様々なカルチャーに精通していて、お話ししていていつも楽しいですし、勉強になります。兄弟のいない僕にとってはお兄ちゃんのような存在です。勝手にそう思ってます。

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「DAY」は昨年の9月にオープンしたメンズ限定の新しい美容院です。ピカピカの店内はとても素敵ですよ。内装デザインは非常にミニマルでインダストリアルでして、そこに配置されたエアプラントが生き生きとしています。僕の好きなデザインです。好きな空間でスタイリングをしてもらうととても癒されるんですよ。月一度の癒しの時間になっています。

 

 

 

「DAY」は素晴らしいコンセプトのもと営業されています。地域に根付き、カットの予約のない日でもふらっと立ち寄れる、地域のハブとして機能する店舗。美容院としての役割はもちろん、普通の美容院とは違い、様々なカルチャーに溢れるお店。店内にはプロジェクターで壁に映像が映し出され、置かれている雑誌、書籍はジャンルを問わず置かれ、それだけを見ても男心をくすぐる空間になっています。

また、「かっこいい男性」という一つのテーマに関しても深く追求している店舗です。日本人という人種は「老ける」という言葉をマイナスイメージで認識しているところがあります。DAYはその「男性の老い」であったり「老けること」というのをプラスのイメージで捉えてもいいんじゃないか、という提案をコンセプトに持っています。老けても格好いい男になれる、いや、老けてこそ生まれる格好よさがあるはず、そういう想いを軸に営業されています。

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D-N-Aと通じる部分もありました。コンセプトを持って営業をされていること、格好いいということを追求する姿勢、そして様々な面白い活動をしていこうとしているところなどです。初めてのコラボレーションは近しい存在の方たちと行いたいという思いもありました。

最初は越谷周平という人間が「壁に絵を描いてくれないか」というお話だったのですが、DAYのお話をお聞きしている中で、コラボレーションしたいという気持ちが大きくなっていった​という流れでした。

 

 

 

こちらのグラフィックはアート色が強いものではなく、どちらかというとデザイン面が強いものになっています。DAYのコンセプト、理念、願い、などをお聞きした上で、それに伴うグラフィックを提供したいという想いで制作していきました。

 

 

 

地域などを片隅から支える、DAYのロゴの意味（右端に配置することで、片隅で支えるという意味を発信できる）などから、DAY＝四角 というモチーフを思いつきました。 「DAYの内装として印象的な小さな窓＝DAYそのもの」という風に捉え、そこに集まる色とりどりの、様々な形の四角を持った人々の個性が、DAYに集まり（地域のハブとして機能する店舗）、また別の場所へ行く。もう一つの自宅、帰って来られる場所、そのようなものをビジュアル化しました。  

 

 

 

DAYが理想として上げている「かっこいい男」とはなんだろう、ということも自分なりに考えました。私が思うに、歳をとって徐々に丸くなっていったとしても、少し角が残っている男。これがかっこいいんじゃないかと。こだわりだったり、くだらないかもしれないそのプライドだったり、そういうのが残っていて、それが譲れないものとして人を形成していて輝いている。残ったものを成熟させていくから渋みが出てくる。それが「かっこいい男」なんじゃないかと。

そういう意味でも「四角」はDAYというものを表すには欠かせないモチーフとなりました。  

 

 

DAYとD-N-Aによる素晴らしいコラボレーション作品になったと感じています。 たくさんの方に楽しんでもらえたら嬉しいです。